平成29年長野県民俗学研究動向


総論

  1. 荒井浩幸「旧宿場町に生きる-木曽路・奈良井宿を事例に-」(『信濃』69-1)
  2. 安藤有希「シルバータイムテレビドラマ『やすらぎの郷』にみる老人の生き方像」(『長野県民俗の会通信』262)
  3. 飯島和徳「上田情報ライブラリーから」(『上田盆地』39)
  4. 今井啓「現代日本を民俗学から考える(2~4回)福田所長講義要旨」(『伊那民俗』108)
  5. 今井啓「現代日本を民俗学から考える(5~6回)福田所長講義要旨」(『伊那民俗』109)
  6. 臼井ひろみ「講演会「民俗学における女性研究―私を語る―」を聴いて」(『長野県民俗の会通信』257)
  7. 窪田雅之「「一番のがんは学芸員、一掃しなければ駄目だ」の発言をめぐって」(『長野県民俗の会通信』260)
  8. 窪田雅之「第二〇七回例会 倉石忠彦氏の研究発表を拝聴して」(『長野県民俗の会通信』262)
  9. 倉石あつ子「民俗学における女性研究-長野県民俗の会総会講演覚書-」(『長野県民俗の会会報』40)
  10. 倉石あつ子「感想に寄せる感想―研究は肩ひじ張ってするものではなく楽しむもの―」(『長野県民俗の会通信』258)
  11. 倉石忠彦「長野県民俗の会活動年表」(『長野県民俗の会会報』40)
  12. 倉石忠彦「都市化する老人(一)-老熟の力再考-」(『長野県民俗の会通信』259)
  13. 倉石忠彦「都市化する老人-老熟の力再考-(二)」(『長野県民俗の会通信』260)
  14. 酒井もとる「小林寛二氏の逝去を悼む」(『長野県民俗の会通信』261)
  15. 市東真一「二〇一六年佐野賢治ゼミナールの安曇野・松本合宿の報告」(『長野県民俗の会通信』257)
  16. 島村恭則「公開記念講演要旨「民俗学とは何か-多様な姿と一貫する視点-」」(『長野県民俗の会通信』262)
  17. 高橋寛治「地域文化の創造のために-『地域に根ざす民衆文化の創造-「常民大学』の総合的研究』から読み取るもの-」(『伊那民俗』110)
  18. 田中正明「柳田國男の著作物「内容見本」」(『伊那民俗研究』24)
  19. 三沢枝美子「総会講演「民俗学における女性研究」をお聞きして」(『長野県民俗の会通信』257)
  20. 三石稔「長野県地方史研究の動向 民俗学関係」(『信濃』69-6)
  21. 三石稔「「長野県民俗の会」の先達を訪ねる(第二回)―倉石忠彦先生―」(『長野県民俗の会通信』258)
  22. 三石稔「「長野県民俗の会」の先達を訪ねる(第二回)-倉石忠彦先生-(中)」(『長野県民俗の会通信』261)
  23. 宮下英治「第1回 伊那民俗研究集会を開催」(『伊那民俗』111)
  24. 安室知「私の一冊 辻井善彌著『磯漁の話―一つの漁撈文化史―』」(『長野県民俗の会通信』258)
  25. 山口茂記「柳田国男「武蔵野の昔」によせて」(『伊那民俗』110)

衣生活・食生活・住居

  1. 片桐みどり「この世に赤子を迎え入れるウブギの習俗」(『伊那』1064)
  2. 宮下英美「美味しい郷土食「ヤキモチ(おやき)-民俗調査から-」(『伊那』1066)
  3. 三石稔「土蔵の「しぶきよけ」(飯島町七久保)」(『伊那路』725)

生業生産

  1. 今井啓「飯田の職人が生んだ味噌革命-中田式速醸法とマルマンの現在-」(『伊那民俗』109)
  2. 香山裕「カシグルミをこの地にもたらしたのは」(『上田盆地』39)
  3. 高橋寛治「複合経営の中に未来を見つめる-飯田市千代 川手洋造さんの農業-」(『伊那民俗』108)
  4. 永島政彦「養蚕農家の生業構造と生業意識-群馬県前橋市総社町・都丸重一の記録から-」(『信濃』69-1)
  5. 松上清志「伊那谷の背負いばしごー残された朝鮮セイタが語ること-」(『伊那民俗研究』24)
  6. 三石稔「ザザムシ漁(箕輪町)」(『伊那路』730)

交通交易

  1. 平澤健「名もなき道が地域で果たしてきた役割-飯田市 龍江周辺の道から-」(『伊那民俗』108)

社会生活

  1. 今井啓「飯田下伊那の足型ストップマーク-道路に対する住民意識と安全への祈り-」(『伊那民俗』111)
  2. 松上清志「板木が語る地域コミュニケーション-飯田市座光寺の事例から-」(『伊那民俗』111)

信仰

  1. 吉村睦志『天竜川流域の鹿討ち神事』(幻冬舎)
  2. 今井啓「天龍村大河内の石造信仰物」(『伊那民俗研究』24)
  3. 大久保修「善光寺型六地蔵」(『日本の石仏』161)
  4. 太田真理「松本地方の御柱祭にみる地域性-山辺谷の木作りを中心に-」(『長野県民俗の会会報』40)
  5. 岡田均「丸石道祖神ノート(一)-丸石信仰の起源(1)」(『日本の石仏』162)
  6. 岡田正彦「南信州の十王信仰と十王堂(中の四)」(『伊那』1069)
  7. 岡田正彦「南信州の十王信仰と十王堂(中の五)」(『伊那』1070)
  8. 岡村知彦「焼石ドーロクジン-東信濃の自然石道祖神-」(『日本の石仏』162)
  9. 奥村隆彦「信州の不食供養について」(『伊那民俗』108)
  10. 北原いずみ「月待ち-二夜様」(『伊那』1064)
  11. 木下守「葉書でつぶやく 島立荒井の八日念仏と善光寺等順」(『長野県民俗の会通信』260)
  12. 木下守「松本市今井の仁王塚」(『長野県民俗の会通信』262)
  13. 窪田雅之「「安曇野は道祖神のふるさと」というイメージの形成」(『長野県民俗の会会報』40)
  14. 小林一郎「東北信の御柱の多様性」(『長野』306)
  15. 小林玲子「二十四年後、引き継いだ御柱の調査」(『長野』306)
  16. 小林玲子「平成二十八年東北信の御柱一覧」(『長野』306)
  17. 倉石忠彦「石のイメージ-石神と道祖神-」(『長野県民俗の会会報』40)
  18. 多田井幸視「御柱祭と諏訪信仰の広がり―長野市内の御柱祭を中心にして―」(『長野県民俗の会通信』257)
  19. 西海賢二「長野県民俗の会二〇四回例会 上小地域の大山石尊信仰関連史跡巡りと細井雄次郎さんの研究発表に寄せて」(『長野県民俗の会通信』260)
  20. 福澤昭司「自然石道祖神」(『長野県民俗の会通信』258)
  21. 細井雄次郎「第二〇四回例会報告」(『長野県民俗の会通信』259)
  22. 巻山圭一「第二〇四回例会に参加して―松本の石尊大権現にも触れながら―」(『長野県民俗の会通信』259)
  23. 松崎憲三「長野県北部の大姥様信仰-虫倉山周辺と大町市域を中心に-」(『信濃』69-1)

民俗知識

  1. 佐々木清司「耕作放棄地での不思議な一件」(『上田盆地』39)

人の一生

  1. 小野和英「上巳節句贈答の変遷-安曇郡大町村の場合-」(『長野県民俗の会会報』40)

年中行事

  1. 中川村年中行事編集会『ちょっと昔の今に続く中川村の年中行事』
  2. 内山文世「下清内路の手作り花火を訪ねて」(『伊那民俗』111)
  3. 坂本要「浪合のコンブクロ行事」(『まつり通信』587)
  4. 松上清志「町内会が支える旧飯田町の「津島様」」(『伊那』1064)
  5. 松上清志「旧飯田町の「津島様」その二-華やかな「祇園祭」からの移り変わり-」(『伊那』1066)
  6. 三石稔「「オンバシラ」再考(上)」(『信濃』69-1)
  7. 三石稔「「オンバシラ」再考(下)」(『信濃』69-3)
  8. 三石稔「町の数珠回し(中川村大草沖町)」(『伊那路』724)
  9. 三石稔「田畑の「まんど」(南箕輪村田畑)」(『伊那路』727)
  10. 三石稔「節分の今-「かにかや」を中心に-」(『伊那路』729)
  11. 三石稔「本郷神社「大三国」(飯島町本郷)」(『伊那路』729)
  12. 三石稔「かさんぼこ(飯島町日曽利)」(『伊那路』731)

民俗芸能

  1. 浅野久枝「花と盆 そして…-愛知県北設楽郡東栄町におけるくらしと芸能-」(『長野県民俗の会会報』40)
  2. 今井啓「新野の御鍬様祭りを訪ねて」(『伊那』1066)
  3. 岡庭圭佑「遠山郷上村地区における祝い唄(メデタ)の習俗」(『伊那』1064)
  4. 小原稔「松本市安曇稲核諏訪神社祭典で上演される村芝居(稲核座)について」(『長野県民俗の会会報』40)
  5. 小原稔「第二〇三回例会報告」(『長野県民俗の会通信』258)
  6. 川崎瑞穂「ちんぢんめえり考」(『伊那民俗研究』24)
  7. 近藤大知「『お船渡り』のある田楽系芸能の比較-どうじゃこうと雪祭り、西浦田楽-」(『伊那民俗』110)
  8. 近藤大知「新野の雪祭りと折口信夫」(『伊那民俗』111)
  9. 櫻井弘人「仲藤増蔵著『信州新野の雪祭』-民俗芸能の記録作成をめぐって-」(『伊那』1064)
  10. 櫻井弘人「新野雪祭等資産化事業の成果-報告書と映像記録-」(『伊那民俗』109)
  11. 市東真一「都市祭礼における鳶の変貌-熊谷うちわ祭を事例に-」(『長野県民俗の会会報』40)
  12. 市東真一「鬼無里神社春季例大祭見学会」(『長野県民俗の会通信』260)
  13. 中山京子「飯田お練り祭り本屋台の復元」(『伊那』1064)
  14. 橋都正「新野の雪祭り「上差しの矢」(『伊那』1064)
  15. 樋口明里「鬼無里神社春季例大祭における曳き子の変化」(『長野県民俗の会会報』40)
  16. 高原正文「天龍村「向方のお潔め祭り」見学記」(『信濃』69-5)
  17. 松上清志「「向方お潔め祭り」見学会に参加して」(『長野県民俗の会通信』259)
  18. 三石稔「中尾歌舞伎」(『伊那路』723)
  19. 三石稔「南宮神社御鹿(おしし)奉納神事(箕輪町木下)」(『伊那路』726)
  20. 三石稔「大御食神社「獅子切り(駒ヶ根市赤穂)」(『伊那路』728)
  21. 宮本尚子「大町市常盤清水三嶋神明社のオフネ祭報告」(『長野県民俗の会通信』257)
  22. 森悦子「調布市下石原八幡神社祭礼三匹獅子舞」(『信濃』69-1)

口頭伝承

  1. 小松和彦「自然災害と怪異伝承-民俗知の活用を考える-」(『伊那民俗研究』24)
  2. 中田亮「俗信と水田(稲麦)二毛作-その「心意」に焦点を当てて-」(『信濃』69-1)

方言

民俗誌

  1. 小原稔「安曇三ダムについて~松本市奈川及び安曇地区の概要~」(『長野県民俗の会通信』261)
  2. 土田拓「ダム移転集落に嫁ぐ-第二○六回例会の問題提起にかえて-」(『長野県民俗の会通信』261)
  3. 渡辺宏「長野県民俗の会第二○六回例会報告-奈川入山集落を歩く-」(『長野県民俗の会通信』261)

書評・書誌紹介

  1. 北原いずみ「『柳田国男入門』福田アジオ著」(『伊那民俗』109)
  2. 福澤昭司「書誌紹介 牛山佳幸著『善光寺の歴史と信仰』」(『長野県民俗の会通信』257)
  3. 福澤昭司「書誌紹介 安室知著『自然観の民俗学生活世界の分類と命名』」(『長野県民俗の会通信』260)
  4. 松上清志「『ちょっと昔の年中行事』編集発行:中川村年中行事編集会」(『伊那民俗』110)