平成12年長野県民俗学研究動向
総論
- 伊藤純郎編著『調べてみよう地域・郷土』(ぎょうせい)
- 東栄蔵「小諸時代の藤村と柳田国男」(『伊那民俗』41)
- 伊藤純郎「郷土読本・郷土学習帳・郷土史学習帳柳田国男と郷土研究」(『伊那民俗研究』9)
- 伊藤純郎「柳田国男の郷土研究―松本藩藩政改革と藩県関係」（『信濃』52‐5）
- 井上直人・朴喆虎・張光鎭・坂本寧男「日本海をめぐる民族植物学的研究」(『環境科学総合研究所年報』19)
- 樫村賢二「近世初期山村土豪の選択―遠山郷の一揆伝承・佐久平の新田開発―」(『長野県民俗の会会報』23)
- 金子毅「物語りとしての「職工」－製鉄所をめぐる文学作品の検討より－」（『信濃』52‐1）
- 木下睦美「見つかった菅江真澄の自筆本」（『伊那』860）
- 熊谷元一「柳田國男先生との共著失敗記」（『伊那』860）
- 小林経廣「誠実な胡桃沢友男さんをしのんで」（『長野県民俗の会通信』156）
- 笹本正治「山をめぐる諸問題」(『長野県民俗の会会報』23)
- 笹本正治「日本民俗学会第52回年会に参加して」（『長野県民俗の会通信』160）
- 佐藤直幸「辻の民俗的機能に関する考察」（『信濃』52‐1）
- 塩澤一郎「柳田国男の「山民の生活」講演と寄せ書き日本山岳会の背景」(『伊那民俗研究』9)
- 清水三郎「柳田国男の『東国古道記』紀行12「秋葉道は中世諏訪信仰の道」」(『伊那民俗』43)
- 田澤直人「年会実行委員として参加して」
- 多田井幸視「第５２回日本民俗学会「年会」だより①」（『長野県民俗の会通信』155）
- 多田井幸視「第５２回日本民俗学会「年会」だより②」（『長野県民俗の会通信』156）
- 多田井幸視「第５２回日本民俗学会「年会」だより③」（『長野県民俗の会通信』157）
- 多田井幸視「第５２回日本民俗学会「年会」だより④」（『長野県民俗の会通信』158）
- 多田井幸視「第５２回日本民俗学会「年会」だより⑤」（『長野県民俗の会通信』159）
- 多田井幸視「第５２回日本民俗学会「年会」だより⑥」（『長野県民俗の会通信』160）
- 田中正明「柳田國男の著作物の広告喧伝活動揺籃期のもう一つの民俗学史」(『伊那民俗研究』9)
- 中繁彦「柳田国男、少年期の原体験の地を訪ねて―「資質としての無意識」を追う―」(『伊那民俗』41)
- 中崎隆生「第128回例会に参加して」（『長野県民俗の会通信』157）
- 長岡克衛「上田民俗研究会とその周辺」(『上田盆地』35)
- 服部誠「第52回年会に参加して」（『長野県民俗の会通信』160）
- 福澤昭司「都市民俗の調査と記述―宮部みゆき『理由』をめぐって―（下）」（『長野県民俗の会通信』155）
- 巻山圭一「「ヤマの暮らし」をめぐって」（『長野県民俗の会通信』159）
- 巻山由子「ヤマとサト」（『長野県民俗の会通信』158）
- 益子輝之「大嘗祭を考える」(『上田盆地』35)
- 松山義雄「もう一つの民俗学」(『長野県民俗の会会報』23)
- 三石稔「行政施策とヤマ、そしてマチとの関係」（『長野県民俗の会通信』159）
- 宮坂昌利「柳田国男が東筑摩郡教育部会に依頼した「氏神信仰調査」をめぐる二つの資料」(『伊那民俗研究』9)
- 安室知「民俗学会年会参加記」（『長野県民俗の会通信』160）
衣生活・食生活・住居
- 尾崎行也「解分―庶民衣服考(序)―」(『上田盆地』35)
- 矢崎晴美「売木インスタント食品考」（『伊那』861）
- 安室知「赤飯と小豆飯－屋敷神祭祀に関連して－」（『長野県民俗の会通信』157）
- 多田井幸視「本棟造り住居にみる地域性―民俗学からみた同一性と差異」(『地方史研究286』)
生業生産
- 佐々木清司「上田はぜ」(『上田盆地』35)
- 寺田一雄「生業の変化とその調査」(『伊那民俗』41)
社会生活
- 倉科明正「山村における村定めの移り替り―松本市三才山の場合」(『長野県民俗の会会報』23)
- 原隆夫「分家とたて隠居」（『伊那』860）
- 依田時子「私の歳時記－女学校の民俗－」（『伊那』860）
交通交易
- 大山孝正「「バクロウ」にみる伝統的商行為―民俗学における交易研究への一視点―」(『信濃』52-12)
信仰
- 中川村教育委員会編集発行『中川村の石造文化財』
- 長野県民俗の会監修・編集『信州の石仏【北信編】』郷土出版社
- 伊藤昭雄「飯沼諏訪神社 式年－御柱大祭（みはしらたいさい）－」（『伊那』860）
- 伊藤友久「蚕玉様の押絵雛」（『長野県民俗の会通信』158）
- 倉石忠彦「渡御する道祖神」（『信濃』52‐1）
- 小林敏男「蚕玉様の思い出」（『伊那路』518）
- 酒井もとる「真田町横道の十九夜和讃考」(『上田盆地』35)
- 塩澤一郎「佐倉宗吾信仰」（『伊那』860）
- 中村鉄治「名数十二と山の神」（『高井』130）
- 名取正秋「木彫りの福神信仰（一）」（『長野県民俗の会通信』157）
- 名取正秋「木彫りの福神信仰（二）」（『長野県民俗の会通信』158）
- 西海賢二「善光寺講の地域的展開をめぐって」(『地方史研究286』)
- 原薫「石への祈り－下条村の例」（『伊那』860）
- 原薫「下条村に残る山岳信仰の遺構を追って」(『伊那民俗』43)
- 細井雄次郎「仏恩講と地蔵堂－明治の廃堂令に対する岩野地区の対応－」（『信濃』52‐1）
- 松本清人「伊勢講と更新講」（『長野県民俗の会通信』157）
- 宮島潤子「万治の石仏」(『文化財信濃』27-2)
- 矢澤喬治「松島の秋葉信仰の変遷」(『伊那路』520)
- 山極悦男「蘇民将来符の図柄について」(『上田盆地』35)
- 渡辺みゆき「信濃の木食行者をめぐって」(『地方史研究286』)
民俗知識
人の一生
- 板橋春夫「産婆の生活と機能―「いのち」の保護の観点から―」(『信濃』52-12)
- 中島重威「祖父から孫達へ－しつけ－」（『伊那』860）
年中行事
- 赤羽二三男「昭和初期子供会の正月行事」（『伊那』860）
- 木下守「押絵雛のこと－鳥取及び福岡周辺の調査から－」（『信濃』52‐1）
- 片桐知子「節分と初午の行事について」（『伊那』860）
- 清沢芳郎「東筑摩郡朝日村小野沢新田の年中の事、その変遷」(『長野県民俗の会会報』23)
- 桜井弘人「小正月行事を守れ!－「改正国民祝日法」をめぐって－」(『伊那民俗』40)
- 安室知「雑煮の正体―七草粥・小豆粥との類似性―」(『長野県民俗の会会報』23)
民俗芸能
- 伊那市教育委員会『伊那市のまつり(伊那市内の民俗芸能(無形文化財)の記録第一集)』
- 荻山郷土芸能保存会『荻山神社獅子舞200年大祭記録』
- 伊藤友久「「祢津東町歌舞伎」公演にみる継承のかたち」（『長野県民俗の会通信』155）
- 尾崎行也「近世上田領の城下祭礼と芸能」(『地方史研究286』)
- 桜井弘人「芸能の旅 33 西浦の田楽」(『伊那民俗』43)
- 田口光一「地域の総体を結集して―上田夏祭りの視点と課題―」(『上田盆地』35)
- 橋都正「天龍村「満島神社の神楽」」（『伊那』860）
- 堀内暉巳「桑原のあたけ人形（はなび）」（『長野』211）
- 宮島佳敬「文化財保護の諸問題 松本市の祭礼舞台(屋台)」(『文化財信濃』27-2)
- 山崎一司「大河内のシカオイ行事」（『まつり通信』471）
- 山崎一司「日吉のお鍬祭り」（『まつり通信』472）
口頭伝承
- 登内昭和「福地の民話（2）」（『伊那路』519）
- 宮本達郎「山田峠・相染川考」(『上田盆地』35)
- 矢島恒雄「文化財保護の諸問題 安茂里村の迷信」(『文化財信濃』27-2)
方 言
- 井上伸児「消えてゆくことばの文化（その４）―おかいこさま―」（『伊那』860）
- 馬瀬良雄「飛騨山脈と野麦峠―言葉の障壁と通い路」(『地域文化』52)
民俗誌
- 上松町誌編纂委員会『上松町誌第二巻民俗編』(上松町)
- 青沼滋喜『生活と遊びの分化』(長野日報社)
- 飯田市誌編さん委員会民俗部会編集発行『野池・芋平の民俗』
- 上田市・上田市誌刊行会『人の一生と社会生活』上田市誌民俗編(1)
- 唐沢千明『伊那谷の民俗覚書―飯島町石曽根の四季』（自費出版）
- 真田町誌編纂委員会『真田町誌 民俗編』(真田町誌刊行会)
- 長野県民俗の会『倉並の民俗』
- 三郷村誌編纂委員会民俗部会『南小倉の民俗』三郷村誌編纂室
- 倉石あつ子「民俗調査報告「倉並」(1)」（『長野県民俗の会通信』155）
- 倉石あつ子「民俗調査報告「倉並」(2)」（『長野県民俗の会通信』156）
- 小林寛二「倉並の民俗」（『長野県民俗の会通信』157）
- 原良通「倉並の生活点描」（『長野県民俗の会通信』157）
- 福澤昭司「倉並の暮らし点描」（『長野県民俗の会通信』156）
- 山崎ます美「夏季民俗調査報告倉並の暮らし」（『長野県民俗の会通信』158）
- 依田時子「飯田町の昔(インタビュー)」(『伊那民俗』40)