|
私は、皆さんが毎日ニコニコ笑顔で元気に学校へ来てくれればいいなあ、と願っています。私は、みなさんのニコニコ笑顔が大好きです。ニコニコ笑顔は、自分の心を明るくし、友だちの心を明るくしてくれます。皆さんのニコニコ笑顔を見ていると、私もとても幸せな気持ちになります。ですから、できれば、みなさんが風邪をひいたりしないで、ニコニコ笑顔で毎日休まずに学校へ来てくれれば、とてもうれしいですよ。でもね、体の具合がうんと悪ければ、もちろん休んでいいんですよ。
さて、松川北小学校のみなさんは、俳句を作るのがとても大好きで上手だよ、と、前の五味校長先生から伺いました。そこで、今日は、高浜虚子という、とても有名な方の作った俳句をご紹介します。高浜虚子という方は、いまから100年ほどまえにすばらしい俳句をたくさん作った方です。
その俳句は、こういう俳句です。
春風や闘志いだきて丘に立つ
聞いたことがありますか? では、声に出して読んでみましょう。私が読みますから、後をついて読んでみましょう。
さて、この俳句は、どういう意味でしょうか。分かりますか。
「しゅんぷう」というのは、字のとおり「はるかぜ」です。春の温かなやわらかい風がそよそよと吹き渡ってくるのでしょうか、それとも逆で、嵐のような強い春の風がびゅーびゅーと吹き付けているのでしょうか。そんな春風のふく小高い丘に『私』は立っているんですね。その丘に立っている『私』は、「闘志」をいだいています。「闘志」というのは、「がんばるぞ!負けるものか!」という強い気持ちです。そんな気持ちで心がいっぱいになっているのですね。
ですから、この俳句の意味を通して考えてみると、春風の吹き渡っている小高い丘に立って、「がんばるぞ!負けるものか!」という力強い気持ちで『私』の心が一杯になっている、という意味です。
1学期は、春から夏にかけての74日間です。ぽかぽかと温かな春の日もあるでしょう。またさわやかな気持ちのよい夏のはじめの日もあるでしょう。逆に、冬のように寒い風がびゅーびゅー吹く日や、雨がしとしとザーザーふり続く梅雨の日も、暑い太陽がジリジリ照りつける夏の日もあるでしょうね。
そしてきっと、毎日のお天気と同じように、楽しいことがある日、うれしいことがある日がたくさんあると思えば、つらいことがある日や、悲しいことのある日も、もしかしたらあるかもしれません。
でもそんな日も、「さあがんばるぞ!楽しみだな!」という、今日のみなさんの心の中に一杯つまっている、今のこのワクワクするような気持ちを忘れないで過ごしましょう。
さあ、1学期74日間、そして1年間209日間、「がんばるぞ!負けるものか!」という強い気持ちと、皆さんの元気なニコニコ笑顔を大切に、しっかりやりましょう。私もがんばります。
春風や闘志いだきて丘に立つ 高浜虚子 終わります。
|